言葉を大切にする 3つのタイプ
言葉が大切とは、よく言われることかもしれません。
そう思うことは多いと思いますが、その意味するところは、なかなかわかりにくいというか、人それぞれ違っていたり、ときによって異なるでしょう。
このとき、どう大切なのかは、いくつかにわかれるように思います。
3つあげてみると
1.プラスの言葉を使う
2.相手のためになる言葉を使う
3.正確な言葉を使う
他にもあると思いますが、今回は、この3つについて考えてみます。
1.プラスの言葉を使う
ネガティブな言葉ではなく、ポジティブな言葉を使う。
「できない」より「できる」、「嫌い」より「好き」、「忙しい」より「充実している」など、プラスにつながりそうな言葉を使うこと。
こういうことを大切にするということがあります。
2.相手のためになる言葉を使う
プラスの言葉に似ていますが、例えば、相手が迷っているときに、「あなたなら、できる」「大丈夫」といった言葉を使う。
相手がポジティブな気持ちになるような言葉を使う。
相手が動きたくなるような言葉を使う。
こういうことを大切にするということです。
3.正確な言葉を使う
本当のことに近いことを言う。なるべく、嘘は言わない。「真実」に近いことを言う。
そういうことを言います。
孔子が言ったと言われる「名を正す」ということに近いです。
「2.相手のためになる言葉」とは違ってくることも、ときにはあると思います。
ポジティブで相手のためになり、正確な言葉を使う。
言葉を大切にするとは、そういうことなのかもしれません。
ただ、あまりポジティブでなければとか、相手のことを考え過ぎるのも、ほんとうのことからズレてきて、嘘になってきて、役に立たないこともあるでしょう。
ポジティブでなくても、正確であれば、何かの役に立つこともあるかもしれません。
そう考えると、言葉を大切にするというのは、「自分」、「他人」、「世界(環境)」という3つのものを考えて使うということになる。
そんなことを考えられそうです。