違いを認める前に、相手を知る
違いを認めることが大切。
自分と他人は違う。
だから、うまくいくには、違いを認めることが大切。
といったことがよく言われます。
認める?
たしかに、そうだなと思うのですが、どうも「認める」という言葉に、なじめないというか違和感を感じていました。
上から目線のように感じるからか、それとも、違うからこそ認めにくいと思ってしまうからか、「認める」ということが、どうもしっくりこない。
そんな感じでいました。
頭ではわかるけれど、心では納得できない。
そんな感じです。
相手を知る
なぜ違うのかを知ることから、まずは始めることなのではないかと思っています。
なぜ、そんな考え方をするのか、言葉の使い方をするのか、といったことから、どういうことを大切に思っているのかといった価値観など。
他人は自分と違うわけですが、どのように違うのか。
考え方であれば、どうしてそういう意見になるのか。
好き嫌いであれば、なぜ、そういうことが好きなのか、嫌いなのか。
相手のことを知る。他人を知る。
知っていく中で
知っていく中で、認められることも出てくるかもしれません。
例えば、上司のことを知っていると思っても、その人の全部を知っているわけではないでしょう。
指示の意図をきちんと理解しているかどうか。その背景はどうか。
どの程度までの質で、指示された仕事をすればよいのか。
どういうことを上司は、大切に思っているのか。
自分のことも、なかなかわかっていないかもしれません。
他人のことを、全部わかっているとは、なかなか言えないでしょう。
それなのに、認めるとか認めないとか、傲慢というか、「無知」なのかもしれません。
違いを認める前に、相手を知ろうとする
違いを認める前に、相手を知ろうとする。
こういう姿勢でいると、結果として、相手を尊重することになる。
実践してみるとわかりますが、相手に興味を持つことになるので、尊重されていると感じられるのではないかと思います。
興味を持ってもらえれば、尊重されていると感じるものだと思いますので。
さらに、違いを活かす、ということもあると思います。
ここについては、また別の機会に書くかもしれません。