問題が起こったら、目的を考える
仕事で問題が起こったら?
仕事で問題が起こったとき、どうした良いのか?と思いますよね。
順調に行けば良いですが、いつも順調ということはほとんどないでしょう。
自分が失敗した、相手が約束を守らなかった、納期を守れなかったなど、いろいろな問題が起こることがあると思います。
対処方法を考える前に
そんなときに、まず考えてしまうのは、対処方法だと思います。
自分の失敗を取り返そうと考えたり、謝って許してもらおうと思ったり、ともかく何とかしようと、そのためにどうすると良いのかと、対処方法を考えると思います。
問題が起こったら、すぐに動いて対処する。
もちろん、緊急を要するような問題や状況もあると思います。
しかし、あまり考えないで動くと、逆に問題を悪化させてしまうこともあるでしょう。
その対処方法が有効かどうかは、やってみないとわからないところがあります。
問題の対処に限らず、失敗のリカバリーやどんなことでも、やってみないとわからないところがありますが、その方法が果たして、適切なのかどうか。
行動を起こす前に、きちんと考えたほうが、うまくいく可能性は高まるはずです。
まず仕事の目的を考える
うまく行っていないときは、まず目的や目標を考えると、適切な方法を見つけやすいです。
そもそもその仕事は、どういう目的で行っていたのか?
例えば、メールで仕事の依頼を連絡したけれども、相手から返信がなく、相手が見ていない、とします。
なぜ依頼をしたのか、そしていつまでに返信が必要なのか。
こういうことを考えてから、どういう対応をするかを考える。
締切までに時間的に余裕があるのであれば、メールで再度連絡しても良いかもしれません。
急ぎであれば、電話で聞いてみるというのもありでしょうし、直接会いに行くという方法もありかもしれません。
こういった小さい問題でも、目的を考えてみるのは有効だと思いますが、もっと大きな問題であれば、その仕事の目的を考えると、もっと有益な方法が見つかるはずです。
例えば、提携先を探していて、提携候補との提携話が破談になりそうだとしましょう。
そもそも、提携の目的がどういうことだったのか。ここを考えると、その提携先が良かったのかどうか、や提携自体はどうなのかなどを考えることになるでしょう。
もちろん、目的を考えて、提携候補がまさに理想だとすれば、目的に適ったアプローチを考えて、再度、提携候補と話し合いをしてもらうようにする、ということが必要なはずです。
問題が起こったときに、単に、対処法を考えるだけなのと、目的を明確にしてから、対処法を考えるのでは違ってくるはずです。
さらに、「ビジョン」を示す
そして、できることなら、「ビジョン」を示す。
問題を解決したあと、どうなるのか?
これができるように、ビジョンを考えると、問題がチャンスに変わる可能性があります。
相手があることであれば、ビジョンに共感や同意してもらえれば、問題もそれ以上、大きなことにならないかもしれません。
仕事で問題が起こったら、対処方法を考える前に、仕事の目的を考える。
そして、さらに、そこから、未来がどうなると良いか、というビジョンを考える。
より良い対処方法を考える方法だと思います。
ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか