人生万事 因己(おのれがもと)【言葉】
人生のすべては、自分が原因
「人生万事 因己(じんせいばんじ おのれがもと)」
「仕事をやらせてもできない。言ったことが伝わらない。こういったときに相手を責める人は多いですが、その原因は己にあるのです。相手ではなく、己の話し方や指示の仕方が悪いから伝わらない。すべては自分に責任があると解釈しています。」
谷田大輔 株式会社タニタ前代表取締役社長
タニタの前代表取締役社長の谷田大輔氏が、大事にしている言葉だそうです。
人生のすべては、自分が原因?
人生のすべては、自分が原因。
ほんとうのところは、こうではないのではないかと思います。
起こることすべて自分が原因というわけではないでしょう。
そうだとしたら、おかしなことになってしまいますから。
改善の行動につなげる
しかし、こう考えることで、自分に何ができるのかを考えることができます。
自分以外のことを原因にしないで、自分を原因と考えることで、自分が何をしたら、変えることができるのかと考えられるわけです。
こう考えられると、改善の行動につなげることができます。
「人生万事 因己」と思う
逆に、自分以外が原因だとしたら、自分が何かをしたからといって変わるかどうかはわかりません。
そう考えてしまうと、自分のせいではないから、何もしない、という考えになって、改善することはなくなってしまうかもしれません。
「人生万事 因己」と思う。
そうすると、改善への行動につながる。
だから、この言葉を大切にしているのだと思います。
タニタはこうして世界一になった 「タニタの社員食堂」誕生秘話を交えて